1月19日にネキシウムの小児用法・用量の追加がありました~。
今後ネキシウムが小児に出される可能性がありますので、ご注意ください。
効能等追加品目(同日付で保険適用)
販売名(一般名) | 会社名 | 備考 |
ネキシウムカプセル10mg・20mg (エソメプラゾールマグネシウム水和物) |
アストラゼネカ ※コ・プロ:第一三共 |
小児用法・用量の追加 |
詳細
追加された用法・用量についてまとめました。
詳細は添付文書をご確認ください。
適応 | 用法・用量(下線部追加) |
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群 | 成人:1回20mg 1日1回
1歳以上の幼児及び小児: 投与期間: |
逆流性食道炎 | 成人:1回20mg 1日1回 再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法の場合、1回10~20mg 1日1回1歳以上の幼児及び小児: 体重20kg未満:1回10mg 1日1回(注 体重20kg以上:症状に応じて1回10~20mg 1日1回投与期間:通常8週間まで |
非びらん性胃食道逆流症 | 成人:1回10mg 1日1回
1歳以上の幼児及び小児:1回10mg 1日1回(注 投与期間:通常4週間まで |
注)はネキシウムカプセル10mgのみの用法です。
なお、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助は、従来どおり成人適応のみです。
雑談
小児と成人であんまり用量に違いがないんだな~と思いました。
特に「非びらん性胃食道逆流症」は1歳~成人まで用法・用量が同じなのでご注意を。
でも用量が体重換算じゃないのはありがたいです。
小児用法・用量があるPPIはネキシウムだけなので、今後はPPI差別化のポイントのひとつになりそうですね。
参考文献
1)プロトンポンプ阻害剤「ネキシウムカプセル 10mg・20mg」 小児における用法・用量の追加承認および 「ネキシウム懸濁用顆粒分包10mg・20mg」製造販売承認を取得, アストラゼネカ,https://www.astrazeneca.co.jp/media/press-releases1/2018/2018011901.html
2)ネキシウムカプセル 10mg・20mg, 添付文書.