6月1日に、脂質異常症治療薬の「パルモディア」が発売されました。
パルモディア錠
販売名(一般名) | 会社名 | 備考 |
パルモディア錠0.1mg (ペマフィブラート) |
興和創薬 | PPARαモジュレーター 適応:高脂血症(家族性を含む) |
(興和創薬webサイトより)
いやーようやく出ましたね!
勉強したのが遠い記憶すぎてスッカリ忘れております。
中医協の薬価に対する要望の却下っぷりを見るに、「新しいフィブラート出たよ~」くらいのインパクトに留まりましたかね。

薬価については、個人的にはあんまり高くても切替えづらいと思うので、この薬価で良かったんじゃないかなぁと思います。
今の薬価ですら、フェノフィブラートやベザフィブラートの後発品に比べるとかなり高いですからね。
参考:2018年4月現在の薬価
販売名 | 規格単位 | 薬価 |
パルモディア錠0.1mg | 0.1mg1錠 | 33.90円 |
フェノフィブラート錠80mg「武田テバ」 | 80mg1錠 | 19.50円 |
ベザフィブラートSR錠200mg「日医工」ほか | 200mg1錠 | 9.90円 |
ベザフィブラート後発品に比べると、お値段約3倍強。
果たしてお値段なりの価値が、パルモディアさんにあるのでしょうか・・・。
せめてスタチン併用原則禁忌が取れれば、他のフィブラートと差も出てくるのですが。残念。
ただ、2019年の4月から添付文書記載要領が変更されて「原則禁忌」が無くなるので2)、来年の今頃は「原則禁忌が取れました!」って言ってる気がします。
パルモディアの勉強をしたいあなたへのオススメwebサイト
「パルモディアの勉強をしっかりしたい!」というあなたは、ぺんぎん薬剤師先生の記事を熟読するのです。
私もこの記事を書くにあたって拝読しました。
いや、ほんとにパルモディアの記憶が無くなってましてね・・・。
平成30年6月1日、本日パルモディア発売ですね。SPPARMαペマフィブラート。承認から1年近くかかってしまったので忘れてしまった方もいるかも?ちょっと復習しておきましょう。 https://t.co/1czpL3Q8g8
— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) May 31, 2018
2)医療用医薬品の添付文書等の記載要領について, 薬生発0608第1号, https://www.pmda.go.jp/files/000218446.pdf.