5月30日、前立腺がん治療薬のアーリーダ錠が発売されました。
アーリーダ錠
販売名(一般名) | 製造販売会社 | 備考 |
アーリーダ錠60mg (アパルタミド) |
ヤンセン *コ・プロ:日本新薬 |
アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬 適応:遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌 |
(ヤンセンwebサイトより)
PTP?が特徴的ですね。
1回4錠なので、1個で1週間分かな…わかりやすいようなわかりづらいような。
減量したら混乱しそう。
個人的には、もうちょっとデザインがんばって欲しかった。
こう、高齢者でも飲み間違えないようなデザインの工夫がね…もうちょっと欲しいよね…。
類薬はイクスタンジ(エンザルタミド)。
今のところどちらが良いというのは無いので、先生の見解で使い分けられるんじゃないかしら。
製剤はどちらもフィルムコーティング錠。
イクスタンジの方が多少大きいけど、そこまで違いは無さそうです。
(イクスタンジ錠80mg 長径:約17.2mm、短径:約9.1mm、厚さ:約5.9mm、重さ:約0.670g)
(アーリーダ錠60mg 長径:16.8mm、短径:8.7mm、厚さ:6.0mm、重さ:0.721g)
でもイクスタンジは1回160mgだから、1回2錠ですみますね。
「こんな大きい錠剤飲めないよ!」って人は、丸い40mg錠(直径:約10.1mm)を4錠でもOK。
というわけで、飲みやすさの観点ではイクスタンジの方が良さそうです。
もはやアーリーダの紹介では無くなってしまった…。
明日からのASCOで新しい知見が出るのを期待しませう!
参考文献
1)前立腺癌治療剤『アーリーダ錠60mg』(一般名:アパルタミド) 新発売のお知らせ, ヤンセンファーマ(株), https://www.janssen.com/japan/press-release/20190522.