koimari的オススメ2019年発刊本3選(#読めよ薬剤師2019)

読めよ薬剤師!

2019年も、もう終わりですね。
今年は新刊をそこそこ買ったので、読めよ薬剤師企画に参加しました!

ビジアブやOTC比較本もオススメしたいのですが、読み終わっておらず…。
ほら、全部薬剤師本ってのもなんだしね?(言い訳)

私も年末年始で読めると…良いな!(希望)

Dr. ヤンデルの病院選び 〜ヤムリエの作法〜(市原 真)

この本では、医師である私が病気になったとしたら、あるいは自分の大切な人が病気かもしれないと思ったとき、少しでもラクに、お得に、病院にかかる方法を、皆さんにお話しします。

みなさまご存じヤンデル先生の本。
いざ病気になったときに、どうやって病院を選んだら良いの?という疑問に答えています。

ヤンデル先生のゆるゆるな筆致に、気づいたら読破しています。
こんな文章が書けるようになりたい。

この本の中で、病院を選ぶコツというかポイントのひとつとして「病院を離れたときに自分がどう行動したらいいかをきちんと話してくれるかどうか。」という判断基準があげられています。
これって薬剤師でも大事だよなぁ~と思いました。
パッと飲んでスッと効かないと、「この薬合ってるのか…?」とついつい気になってしまいますし、今後の見通しを話すのはとても重要ですよね。

まー報連相よ。服薬指導も報連相の一種よ。
報告:薬の一般的な説明
連絡:その人に沿った薬の説明
相談:気になることや服薬環境の整備
みたいなね?(今考えたので、異論は受け付けます)

あとはあれよ。とりあえずQ助。
Q助が便利ってコトがわかった。
なにせほぼ一章丸々Q助に捧げてますからね。

いざというとき救急車呼ぶか迷いそうな人は、Q助アプリをダウンロードしておくのじゃ。

参考 全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)総務省消防庁

余談ですが、索引も好きです。
索引に「北海道産のカニ」と「北海道産のウニ」が並んでいるのを見たときは、「そんな話あったっけ!?」と思わず確認してしまいました。

仕事論(藤村 忠寿、嬉野 雅道)

藤村 忠寿, 嬉野 雅道/発売日:2019/2/7

会社の良い所は、まず毎月給料をもらえることですね。

かの名番組、水曜どうでしょうの藤村Dと嬉野Dの本です。
水曜どうでしょうを知っていた方が読みやすいけれど、知らなくても読めると思います。
というかこの機会に水曜どうでしょうを見るんだ。

ザックリ言うと、「会社員って良いよ!」っていう本です。
上記の嬉野先生の発言がステキすぎますね。
ホントだね…ボーッとしてても(暴論)給料もらえるってありがたいね…!

人って好調不調あるじゃないですか、先月はいっぱい成果出たけど、今月は勉強しただけで実にはなってないな…みたいなこともあるじゃないですか。
だけど会社は毎月同じ給料くれるんですよ。
ありがとう。ありがとう。

それに、フリーで何かを成し遂げるよりも、会社の中にいた方が成し遂げやすいからですね。
毎日楽しく仕事して、やりたくないことは他の誰かがやってくれて、何かが達成できてお金ももらえるなんて、会社員って素晴らしいね。

「うちはそんな会社じゃないんです!」って人は、以下の文章をどうぞ。

 20代で職場に不満を持っているのなんて、当たり前なんです。会社に入ってすぐに職場の環境を変えるなんてことは不可能。
(中略)
30代で同じことを言うのであれば、「いや、できるでしょう」って答えます。「君がやっていないだけだよ」って。いろんな経験を重ねて力も付いて人脈も出来て、もうやれるはずなのに、文句を言っているだけです。
40代以降でまだ文句を言っているんだったら、まぁ、もう諦めましょう。

私自身も、20代より30代の方が、断然仕事楽しいです。
同じ職場に長く勤める程、仕事が楽しく・進めやすく・成果が出やすくなっていくと思います。

まーn=1ですし、どブラックな職場に固執する必要はないと思いますが…(薬剤師は気軽に職場を変えられるのも、利点の1つですからね)。

いまの職場に不満がある人に、とりあえず読んで欲しい一冊です。

 

なお、この本の宣伝動画?があるので、気になった人はこれを見るんだ…!

薬剤師のための医療情報検索テクニック(青島 周一、児島 悠史)

青島 周一, 児島 悠史/発売日:2019/12/21

疑問があるときに、どうやって調べれば良いかをまとめた本で、自主勉強から後輩指導まで幅広く役立つ一冊です。

特に論文検索は、わたくし先輩から口伝で伝えられただけだったので、今回体系立って教えていただいてとても勉強になりました。
知らない機能がいっぱいあったぜ…!

また、薬剤師のみならず、文献の調べ方を学ぶ機会がなかった人全員に有用だと思います。

例えば薬学生(まだ文献検索の仕方を習ってない)とか。
新人MR・MS(薬学関連の文献に触れる機会がない)とか。
登録販売者(同上)とか。

知らないことを学びたい、けれど調べ方がわからない、という、向上心のある方にオススメです。

 

あれです。
魚をあげるか釣りを教えるかでいうと、これは釣りを教える本です。
魚をあげる本の方がすぐに役立つとは思いますが、年末年始位はゆっくり釣りを学ぶのも良いのではないでしょうか?

おまけ

というわけでオススメの3冊紹介いたしました!
面白そうだな、と気にとまった本があったら幸いです。

藤村 忠寿, 嬉野 雅道/発売日:2019/2/7
青島 周一, 児島 悠史/発売日:2019/12/21

 

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