「1日1論文、30日で、薬剤師としてレベルアップ！ 医学論文の活かし方」という書籍の企画に参加したので、備忘録的にブログにまとめました。
ことの発端
みに丸先生のつぶやきに、出版社の金芳堂さんが反応してくださったのが、ことの発端です。
フットワーク軽くて素晴らしい。
そして社内で企画を通す実行力もステキすぎます。
盛り上げるために、「この論文について、自分はこう思う」みたいなのをブログとかに書いてみたら面白いかもしれませんね。
この書籍で得られるもの(多様な意見)がさらに拡大する。(自分がやるとは言ってない) https://t.co/4gi31JlvLl
— みに丸@無能なねこ (@ph_minimal) November 13, 2020
「医学論文の活かし方」拡大企画。今度は、論文抄読会・EBMワークショップの醍醐味をTwitter上で体験してみませんか？ Twitter上を、論文抄読会・EBMワークショップの会場と見立てて、「医学論文の活かし方」を読んだ感想や独自の意見をツイートしてください。ツイート方法は・・・（H）
— 株式会社 金芳堂 (@kinpodo_pub) December 1, 2020
ヤンデル先生が反応してくださってましたね。ビックリした（嬉しい）。
このスレッド読んで見て欲しい、薬剤師だけじゃなく医療関係者もろもろ向け。実にトガったいい企画だと思う。医書出版社がこうして本を役立てる手段を考えてすぐに実行に移しているのほんと尊敬する https://t.co/XJCHX4fn7S
— 病理医ヤンデル (@Dr_yandel) December 3, 2020
つぶやきまとめ
書籍を読んで、どうおもったのかをつらつらつらつら呟いてます。
ネタバレしないようにふんわりした感想なので、これだけ見ても意味不明かも…。
本を読みつつ「他の人はどう考えたのかな～」って感じで参考にしていただけると嬉しいです。
つぶやきは、だいたい「10分くらいで読む→お風呂でのんびり考える→寝る前にTwitterでつぶやく」というルーチンにしてました。
時間無くても一日3ページくらいなら、意外となんとかなるね。
なお、なんとかならなかった日は、後日2日分読みました。
寝落ち仕方ない。
1 day 健康な成人のインフルエンザに対する、新薬「バロキサビル」 vs 旧薬「オセルタミビル」 PMID：30184455
１day 意見２
先生…！（第一印象）discussionってキャッチーな文章が多いので、独り歩きしがちですよね。
「論文で〇〇の効果が期待できると書いてあった」→「この薬〇〇に効くらしいです！」→resultでは言及なし とか。
論文を読む上で一番大事にしたいポイントです
１day 意見３
最後の方ホントそれですと首がもげました。新薬一年生の評価を、論文数本で決めるのって時期尚早なんですよね。
もう世間から飽きられた感のあるバロキサビルちゃんですが、これから評価が固まるお薬なので、長ーい目で見守っていこうと思っております。
2 day 介護施設に居住している認知症患者の肺炎に対する、抗菌薬投与の有益性 PMID：20625013
２day 意見
これをもとに抗菌薬使いましょうとも止めましょうとも言える、めっちゃ悩ましい論文。皆様悩まれてましたね…。 どちらかというと家族の選択を保証する（あなたの選択は適切でしたよと寄り添う）ために使うエビデンスなのかなぁと感じた次第。いやほんと悩ましい…。3 day 風邪に対する抗菌薬投与は、肺炎をどのくらい予防するか PMID：23508604
３day 意見
衝撃のNNT1万越え。風邪に抗菌薬は要らぬ！終了！ …とはなかなかならないですよね〜。 この論文からは外れちゃうんですが、最近子どもが風邪祭りを開催しててですね、よく中耳炎になるんです。中耳炎て軽症の場合はウイルス性が多くて抗菌剤が不要のことが多いらしいんです。 で、問題は軽症か中等症か悩ましいケースね。…やっぱり念のため抗菌剤処方してもらっちゃうことが多いですよね〜…。
やっぱり1日でも早く治って欲しいし（うちの子は風邪を引くとご飯を食べなくなるタイプなので心配）、私も1日でも有休を取る日数を減らしたいしね…。 DAY2にも通じるのですが、たとえ家族とはいえ他人の治療をしないと判断するのはしんどいよねって話でした。取り止めもない。
３day 意見１
風邪と抗菌薬の歴史が書いてあるのが嬉しい！（歴史好き） 個人的に自分の風邪はOTCで対処してることもあって、同意すること山の如しでした（謎）。 高齢者のNNTは結構違うというのは、DAY2と合わせると悩みが深くなりますね…allOKの結論はないんだろうなぁ。３day 意見３
説明の仕方は本当に大事！ 風邪に抗菌薬を欲しがる人っていうのは、過去に医療従事者に聞いたり、実際治ったりしたからこそ欲しがるわけで。それを今の知識でバッサリ斬るのは悪手ですよね。 抗菌薬の適正使用には、コミュニケーション力が大事だなぁと思いました。4 day 「うがい」の習慣は、風邪の予防にどのくらい役立つか PMID：16242593
４day 意見１
たしかに論文のうがいはかなりちゃんとやってるよなぁ…と思った。やり過ぎなければ、ポビドンでうがいしたい強い意志がある人を、あえて説得する必要はないのかもなぁ。
…Twitterで流れてきた論文の情報を見て読んだ気になる私としては、耳が痛かったです。
４day 意見３
安心を得るためにお金を使いたがる、というニーズは確かに。と思いました。 ←つい高いベビーカー買っちゃったりするヒトその気持ちをエセ科学に利用されないように、寄り添った提案をするのはOTC薬剤師＆登録販売者の腕の見せ所ですね。ががががんばる。
5 day 風邪の初期に飲む市販薬 「葛根湯」 vs 「パブロンゴールドＡ」 PMID：24785885
５day 意見
「パブロンゴールドAって何が入ってるんだっけ？」と思ったら、次のページに書いてあった。さすが！漢方薬の英語表記の検索法も勉強になります…
５day 意見１
相談時に考えなければいけないこと、が的確すぎて教科書に載せて欲しいレベル。OTC薬剤師さんしゅごい…。あと最後のほうの「エビデンスが曖昧だからこそ…」ってめっちゃ良い言葉ですね！私の座右の銘引き出しに収納されました…。
５day 意見２
文章の入り方がめっちゃ好みです。接客心得がプロ過ぎて、DAY5には黒帯OTC薬剤師しかいないのか…！？と思いました。（←そうだよ）
文章の端々から漢方への愛を感じて、もはや私が相談に行きたいです。
５day 意見３
非盲検試験の注意点は「確かに…！」と思いました。漢方絡みの試験は非盲検にするの難しいですよね。effectivenessの比較は重要ですよね〜。efficacyが良ければヨシ！とは（特にプライマリー領域は）いきませんものね。
その辺意識して情報提供していきます。
6 day 風邪で小児が夜間に咳をしている際、「ハチミツ」で症状を軽減できるか PMID：22869830
６day 意見１
そうなんですよ。咳止め効かないよってだけ伝えられても、じゃあどうすれば良いんだってなりますよね〜…。それに対する提案の仕方が優しい！
あと最後の一文はホントその通りだな、と思いました。忘れずに注意せねば。
６day 意見３
そうなんですよ。子どもが寝られないってことは、親も寝られませんからね…フフ（絶賛子どもが咳中）。常連さんにさりげなく伝える技術が素晴らしいです。信頼関係（ラポートってやつ？）が構築されてるのを感じます。こういうのをそっと伝えられる人になりたい。
６day 意見
なお1歳児の咳に悩む親としては、今のところヴェポラッブ使ってます。ハチミツがまだちょっと怖くてね〜…。まぁヴェポラッブも2歳未満はビミョいのですが、ウチは合ってました。
小児の咳については「OTC医薬品の比較と使い分け」が参考になります（別出版社ですよ）
7 day アレルギー性鼻炎に対する、新薬「ビラスチン」 vs 旧薬「フェキソフェナジン」 PMID：27421817
７day 意見
ビラノアの発売って2016年11月だったんですね。もう4年も経っとる…！というわけで4年前にめっちゃ見た臨床試験の論文。
この論文を読んだ個人的な結論は、フェキソフェナジンでええやろ、です。
1〜3日目の総合鼻症状スコアで有意差出たのはわかりますが、副次評価項目だし、そもそも16点満点中の0.2点差が何になるというのか。
わざわざ新有効成分を使うことはないかなーと思いました。
７day 意見３
仰るとおり、プロモーションには使いやすい結果なんですよね〜。一応差は出てますし。最近はガイドラインのお陰で根拠レスなプロモーションが減ってきていると思いますが「デメリットは積極的に情報提供されない場合もある」ことを頭に入れておこうと思いました。
8 day CVDリスクを抱える2型糖尿病患者に対する、厳格な血糖降下療法の有益性 PMID：18539917
day 意見
出たー！ACCORD試験！医学論文といえばACCORDですよね（偏見）
これは全新人薬剤師に読んで欲しい論文。
最近は大学で習ってるのかしら？
８day 意見１
この視点はなかった！確かにイマドキの薬剤で強化療法したら、意外と良いコントロールができるかもしれませんよね。目から鱗だ…！え？J-DOIT3？その件はちょっと一旦おいておこうか…。
８day 意見４
患者の関心に合わせた指導！なるほど！血糖値、上がりすぎはもちろんダメだけど、下げすぎても低血糖になるわけで。
その間でうまくQOLと治療への意欲を維持できる目標を持ってもらうと、長期的なアウトカムも良くなるのかなーと感じた次第です。
9 day DPP-4阻害薬の「サキサグリプチン」は、糖尿病患者の心血管イベントを抑制するか PMID：23992601
９day 意見１
背景知識ありがたい！さすが意見１を任されし者…っ！実務でどう活かしているかが書かれていて、とっても勉強になりましたっ。
９day 意見３
そうそう。安全性を評価する試験なんですよね〜…なんとなく有効性評価で引き合いに出されがちですが。試験デザインをちゃんと見るっていうのはホント大事だなぁと思ってます。とく糖尿病は米国と日本で患者像が結構違うイメージありますし。気をつけよう（自戒）
コラム
10day …の前に。めっちゃ個人的な好みなのですが、９dayと10dayの間のコラムの例が好きです。66ページのやつ！
特に交絡バイアスが秀逸。
バイアスの力を使えば人の騙すのって簡単なんだな…と思いつつ、自分は騙されないように気をつけます。批判的吟味！
10 day SGLT-2阻害薬「エンパグリフロジン」は、糖尿病患者の心血管イベントを抑制するか PMID：26378978
10day 意見
みんな大好きEMPA-REG。2015年はこれ一色でしたね。
2010年度のユーエフティぶりに、2016年度薬価改定でジャディアンスに真の有用性加算がついたのも懐かしい。
末っ子にも関わらず実力で他剤を薙ぎ倒して行く様が印象的でした。
で、その実力とは？って話がこの論文。
10day 意見１
フレーミング効果！オレオボエタ！絶対差と相対比は、必ず頭に入れておかないといけない観点ですよね。
有効性って過大評価されがちなので、世の中に流されないよう自分の軸をしっかり持っておこうと思いました。
有効性は絶対差で考える！よし！
10day 意見２、３
引用文献の数よ…！引用文献が多いと、頭良い人の文章だ！って思いますよね。（頭悪い意見）推論と医師や患者への声かけ案が素晴らしくて、ザ・臨床薬剤師って感じです。
今後複数の科で使われそうですし、仰るとおり薬剤師の手腕が発揮できる薬剤ですよね！
11 day SGLT-2阻害薬「カナグリフロジン」は、糖尿病患者で腎保護効果を発揮するか PMID：30990260
11day 意見
血清クレアチニンの倍化、という指標を初めて知りました。こういう基本的なところも詳しく補足してくださっててありがたい…。
11day 意見１
ザ・アカデミックディテーリング、って印象を受けました。この情報提供を受けた腎臓内科医の先生が羨ましい…。事実と期待を混ぜて情報提供するっていうのは、意識的に気をつけていないとやりがちなので、引き続き気をつけたいと思います。
11day 意見３
研究期間については仰るとおり。早期中止って良いことですし、倫理的にもすべきなのでしょうが、それによってわからないことも出てきますよねぇ〜…悩ましいです。
下肢の件は結局クラスエフェクトなのかよくわからないので、引き続き追っていきたいところです。
コラム
12day、の前に。またコラムの紹介！82ページに解析手法についてのコラムがあります。
ITT解析？per protocol解析？？…プシュー…（脳が熱暴走）って人にぜひ読んで欲しいコラムです。
ROCKET-AFという題材も提示していただけてるのが嬉しい。見てみようっと！
12 day 減量や生活習慣の改善は、2型糖尿病の発症を抑制するか PMID：11832527
12day 意見１、３
具体的な目標提示は、本当にありがたい…！「運動頑張ってくださいね」って言われるのと、「一週間に150分を目安に運動してくださいね」って言われるのじゃあ全然違いますものね。
モチベーション維持のためにも、スモールステップを刻むの大事ですよね
12day 意見
この論文を読むと、ポケモンGOの力って偉大だなぁ…と思いました。1日20-30分、2年継続してる人、そこそこいそうですものね。
最近？だとドラクエウォークもかなり歩かされますよね〜。
こういった楽しく運動できるアプリやゲームを紹介するのも良さそうです
13 day 脂質異常症の男性に対する、「プラバスタチン」の一次予防効果 PMID：7566020
13day 意見
今日から脂質異常症！この試験もなのですが、複合エンドポイントでは有意差があるけど、個別では信頼区間が1をまたぐ試験って、どう評価すれば良いのかめっちゃ悩みます…。
私は結構割り引いて見ちゃうのですが、どうなんでしょうか…(@_@)
13day 意見１
治療中断率に着目されてて、なるほどと思いました。中断率30％って聞くと「高！」と思いますが、たしかに4.9年間の継続率70％と考えると超優秀ですよね。
後半の意見は頷くところばかりで、薬剤師が見守るってだけでも治療効果があるのかもなぁと感じました。
ちなみにこの件（ホーソン効果）については、青島先生と児島先生が語ってるので聞いて欲しい。
プラセボの可能性について思いを馳せた。
【人気薬剤師 青島周一×児島悠史】本音でゆるトーク「医療情報の検索・見極め・活用」（薬ゼミ「THINK CUBE」コラボ #3）
13day 意見２
最後の一文がすごく好きです！笑薬を飲むのはただ長生きするためじゃなくて、その人らしく生きるために飲むんだと思っているので、患者さんの価値観を知るのは大事ですよね〜。
（メインの話である）外挿の妥当性は、大規模スタディでは常に悩まされますよね…。
14 day 「フェノフィブラート」は、2型糖尿病を伴う脂質異常症患者の心血管イベントを抑制するか PMID：16310551
14day 意見
フィブラートとの最初の出会いは学校の授業だったわけですが、まさか未だに効果（心血管イベントの抑制）があるか不明な薬だとは思わないじゃん…？だからガイドラインの記載も改訂ごとにふんわりしちゃうのよ！悲
飲んだらにゃんにゃらな薬ってよく特集されてるけど、どうせならこういう論文を使ってビシバシ斬れば良いのに、と思う。
追伸：はやくパルモディアの特定使用成績調査結果を出してください。
特定使用成績調査が実施されたって点は、パルモディアの発売に感謝したいですね。
もう他のフィブラートはハードエンドポイントの試験をしてくれないだろうから、君だけが頼りだ…！
15 day 「エゼチミブ」を「シンバスタチン」に追加することの有益性 PMID：26039521
15day 意見２
わたくし、この試験の心根があんまり好きになれなくてですね…。というモヤモヤを、優しい言葉で言語化してくれてるのが意見２さんでした。
理知的かつ中立的で角が立たないけど言うべきことはハッキリ言う、こういう表現ができる大人になりたい。
16 day 「ARB」と「ACE阻害薬」に期待された、併用による上乗せ効果 PMID：18378520
16day 意見１
特に後半部分がとても勉強になりました！「併用…意味ないのになぁ」と教科書的に判断するのではなく、経緯を知って伴走する姿勢はまさにかかりつけ薬剤師…！ステキです。
テルミサルタンの非線形に触れている点も良き。サインの女性副作用マネジメント的に大事ですよね！
16day 意見２
組み入れ基準大事ですよね〜。特に生活習慣病系（だけじゃないかもですが）の海外の論文の組み入れ基準を見ると、日本人に当てはめるのは難しいなぁと常々感じています。特にポジティブ・スタディ。
米国人と日本人じゃ体格が違いすぎるんや…。
16day 意見
なお、個人的にはこういう「非劣性が検証できたら優越性の解析もするぜ！」みたいな試験苦手です。ポジティブ・スタディなのかネガティブ・スタディなのかわからなくなるんじゃ〜。
17 day 高血圧患者に対する、120mmHg未満を目指した厳格な降圧治療の有益性 PMID：26551272
17day 意見３
数日前から外挿の話をずっとしてるのですが、こういう推定の仕方があるのか…！と驚きました。なるほどねー！この手法ならリスクスコアがある疾患なら…例えば抗凝固薬の論文でも応用できそうですね。勉強になります_φ(･_･
17day 意見
いまって75歳以上の目標値は140/90で、忍容性があれば130/80なのですが、この論文を見たあとは「忍容性があれば」から感じる印象が変わりました。「できたら」じゃなくて「できれば」なのかもしれない。
18 day 「Ca拮抗薬」や「ACE阻害薬」は、「サイアザイド系利尿薬」よりも優れているか PMID：12479763
18day 意見１
循環器トライアルデータベース！私も見てます！時代についていけてないので、まとまってるサイトがあるのは本当にありがたい…。
Backgroundは読むの楽しいですし、勉強になりますよね〜。古い論文読むときは特に大事にしてます。
18day 意見３
食塩感受性の人種差は考えたことなかった（日本人は高いだろ、くらい）ので、だからtable1が重要なのか！と驚きました。年齢と、群間差がないかくらいしかみてなかった。
海外の論文を見る際のチェックポイントが増えました…。ありがたい！
18day 意見
この論文のページにあるコラムはtable1についてなのですが、コラムを読む→table1をみる→意見３を読む→ほわぁあ！(*⁰□⁰*)！となるので、ここにこのコラムを入れる判断をした人は神に違いない。19 day 80歳以上の高齢者に対する、降圧治療の有効性と安全性 PMID：18378519
19day 意見
ネガティブ・スタディの活用法って難しいなぁ〜…と常々思う。でも副次とはいえ有害事象で有意差出てるのは気になります。意外とゆる降圧良いのかな？
19day 意見１
と思ったけど、他論文では別の結果が出てるんですね〜…うーんうーん、やっぱ副次で判断するのは難しいかぁ。プライマリーのおくすりは、相対リスクだけ聞いてもあんまり参考にならないですね…ご指摘のとおり、NNTも見るのが良さそうです。
19day 意見２
「えっ、こんなこと言われることあるんだ」という第一印象。いや、たぶん実際はもうちょっと繊細な話し合いだったのは思うのですが。私だったらめっちゃ困る＆バトルしそう。そして確かにいろんな論文読んでると、誠実なSDMができそうです！
19day 意見３
私の気になったことと思ったことが全部書いてあった！神！最後の二文は本当にそう思います。QOL大事。
20 day 心不全に禁忌とされてきた「β遮断薬」は、心不全の治療薬となり得るか PMID：10023943
20day 意見１
後半部分、超同意。情報の確からしさは常にグラデーションであることを認識したい。グレーが白っぽくなったり黒っぽくなったりするだけで、真っ白や真っ黒はほとんどないですよね〜。
ホント添付文書改訂までは結構かかりますよね…感度高くありたい。
20day 意見３
前半部分、ホントそれです！「へぇ〜」って心に留めておく程度にして、何かあったときのクラス分けに使えたら良いな〜位にしといたほうが良いですよね。
SGLT2阻害薬も結局ほぼ違いはなかったしな…という現時点での思いも、将来的には変わるかもですし。楽しい！
21 day アルドステロン拮抗薬「スピロノラクトン」は、心不全患者の予後を改善するか PMID：10471456
21day 意見２
女性化乳房って痛いんだ（そこ？）あれですかね、乳腺炎になったときみたいな感じなんですかね。…ヒィイ。
もし今度女性化乳房の副作用が出た人にあったら、もうちょっと寄り添えそうです。
21day 意見１、３
NNT9しゅごい！そしてそんなすごい治療でも、患者選択をミスるとむしろ害になるかも。という点は、常に心に留めておかねばならないと思いました。
特に新薬の臨床試験て、患者選択の部分が読み飛ばされがち（というかあまり言及されない）ので、注意せねば…！
21day 意見
と、患者背景に思いを馳せたところでおもむろに現れるコラムよ。この本はコラムがめっちゃ良いところで出てくるので、ホント良い…思考読まれてるのかしら…。
22 day 心筋梗塞後の不整脈を、抗不整脈薬で抑制することの有益性 PMID：1900101
22day 意見
出たCAST試験！いやーもう衝撃ですよねこの論文…。私はこの時代は薬剤師として物心ついてなかったので直接何かあったわけではないですが、実際現場で働いてたら震えますよね…。
22day 意見１
この本読んでると、ホント代用のアウトカムで結論は出ないんだな、としみじみ思います。有望かな？位の認識ですかねぇ。
代用…？真…？って人は、ここを読むと詳しく書いてくれているので読むのだ…。
22day 意見２
わかるー！「プラセボ比較試験て意味なくない？」って人にはこの論文差し出したいですよね！
期待の新薬は夢の万能薬ではないのじゃよ…。
しかし、効果がある薬が「副作用ヤバイ！」と言われ、効果不明の薬が「夢の新薬！」と言われる現状が謎すぎますよね…。
22day 意見３
ホントそれですよ！（今回これしか言ってないな）最近のコデイン系の添付文書改訂を見ればわかるけど、添付文書が改訂するまでってまー時間かかりますからね。（仕方ないのですが）
その分、専門家が早めに情報入手する必要ありますよね〜。論文よも…。
22day 意見
余談ですが、医クラの先生がガシガシCOVID-19論文読んで、内容をシェアしてくださってるのを見て、ホント尊敬しました。仕事もお忙しいだろうにすごすぎる…。GLも各学会HPもガンガン情報が更新されていくのをみて、論文は世界を変える力がある、を肌で感じた一年でした。
23 day 心房細動患者に対する、新薬「アピキサバン」 vs 旧薬「ワルファリン」 PMID：21870978
23day 意見
おっこれは物心ついてからの試験だぞ。当時やたらと「全死亡で有意差でてます！」って聞いた気がします。
短期間に複数のDOACがポポポンと出て、違いがよく議論されてましたねぇ。懐かしい。
23day 意見１
安易な減量、ダメ絶対。だいぶ前に聞いたセミナーで「エリキュースは医師の判断で用量を変えられない（年齢体重Ccrで決まる）。安易な減量は、エビデンスが無い事をしていると心得よ。」と仰っていたのを思い出しました。
初心を思い出させてくれてありがたい…。
23day 意見３
安易なプロモーション、ダメ絶対。いやホントね…非劣性試験で優越性！っていうのホント止めてほしい…。
私も惑わされるし、惑わされた人に説明し直すのが一苦労なのよ…。
まぁ今はそんなプロモーションする人はいないと思いますが。その点ではGL素晴らしいな。
24 day 動脈硬化性疾患の患者に対する、新薬「クロピドグレル」 vs 旧薬「アスピリン」 PMID：8918275
24day 意見
23dayと比べると、皆様「まぁ薬価差少ないからね…」とちょっと優しい論調な気がする。やっぱりコスパは正義。
24day 意見１
私もアスピリンの量気になりました！当時は325mg/日がメジャーだったんですかねぇ…？今となってはなぜその量…？と思ってしまいます。
「論文が示す結果は変わらなくても…」と「薬理学は薬が効くメカニズムを教えてくれても…」は、名言！！
25 day 高尿酸血症患者に対する、新薬「フェブキソスタット」 vs 旧薬「アロプリノール」 PMID：29527974
25day 意見１、３
そうそう。プラセボ対照じゃないと絶対的なリスク上昇はわからないんですよね〜…。25日目にして、患者背景が論文で一番大事なのでは？と思ってきました。
結局、ポジティブでもネガティブでも「その患者群に対して」どうかって話ですものね。ちゃんと見よ…。
26 day ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌は、自覚症状のない人でも有益か PMID：26198377
26day 意見１
同意です〜。昨年親のがん疑惑でザワザワした身としては、がんと診断されることって本人もまわりも精神的肉体的負荷が大きいと思うんですよね…入院することもあるし。
という観点では、がんの発症、も真のエンドポイントとなりうるのかな、と思いました。
26day 意見４
わかるーわかるー。かと言って、全員にスクリーニングするほどの差か、と言われるとそうでもないような気がするんですよねぇ。私もラスト一文と同じ結論に達しました。
中高生にスクリーニングしてるのは知りませんでした。時代に置いていかれている〜。
27 day SSRI/SNRIに抵抗性のあるうつ病患者に対する、NaSSA「ミルタザピン」の上乗せ効果 PMID：30468145
27day 意見１
カリフォルニアロケッティ!!おっしゃる通り、ハミルトンの方を使っていれば違う結果になったかもですよねぇ〜。
ミルタザピンを使うといえば不眠改善なので（個人的感想）、不眠に悩む人に使って効果があれば良いんでないの？と思うなどした。
27day 意見２
qualitative findingsって初めて知りました。あれ、普通の論文にもあるのかな…（読み飛ばしている疑惑）
結構楽しそうというか、参考になることが書いてあるんだなぁ〜と知りました。今後はここにも注目しよう…！
28 day がん治療において、「補完代替医療」を選択することのリスク PMID：30027204
28day 意見１
めっちゃ同意です〜。標準治療さえ受けてくれれば、そこまで悪い結果にはならないと思う…。経済的負担のない範囲で、自分が納得してやる補完代替医療は致し方ないかな…と思います。
28day 意見
私も子どもが謎キノコを持ってきたら、意味ないと思いつつ食べると思う。けど、そのキノコが数万円するなら、そのお金で思い出作ったり自分のことに使ったりして欲しいかな…。
第三者が介入するのは難しいですね…。
28day 意見３
あぁ〜ステージIが多いのかぁ〜…それは多少無理に介入してでも標準治療を受けて欲しい〜。若い人ほど〜というのは本当にそうですね。若者はかかりつけがいないことも多そうですし、相談先に薬局が選ばれるようになると良いなぁ…と思いました。
29 day HPVワクチンの接種は、子宮頸部上皮内腫瘍（子宮頸がんの前病変）を減らすか PMID：30944092
29day 意見２
1つだけ指摘をするのであれば…の段落は、「なるほど！」と思いました。ホント子宮頸がん検診て、産婦人科初心者には超ハードル高いからね。必要性はわかってても勇気いるのよ。
中高生の段階で、ワクチン打ちがてらかかりつけ婦人科ができると良いですよね。
30 day 認知機能障害が軽度のうちから、「コリンエステラーゼ阻害薬」を服用することの有益性 PMID：22972133
30day 意見１
後半、うなづきっぱなしでした。そうよね〜本人と介護者がなるべく穏やかに暮らせるのが一番よ…。
根治できないクスリはQOLを上げるために使う（と私は思っている）ので、クスリ飲んで困りごとが増えるのは本末転倒ですものな。
30day 意見２
なんとなく知見の深さを感じました。特にそもそもMCIは〜のとこ、マジか…と思った。全然知らなかった。
一部のがんにも言えますが、早期発見のくだりは本当にそうですよね。
患者だけでなく家族の人生にもかかわるので、プロとして関わってる人を尊敬します…。
30day 意見３
先輩薬剤師からアドバイスを受けている気持ちで読みました。こんな先輩欲しい。あれもダメこれもダメ、よりは、あれもできそう、これもできそう、のほうが良いですものね。拡大解釈に配慮しつつも、前向きなメッセージが出せるようになりたい、と思いました！
30日間チャレンジをやり遂げた先生★
石井先生も30日間チャレンジをやり遂げられております！
企画が始まる前からやってらっしゃいましたから、先駆者ですね。
いまは新しい論文チャレンジをされているご様子…ホント見習いたいです。
https://twitter.com/yo_ishii_2021/status/1337412474610466817
