基本的なデザインの原則-カラーパレットを使う

色の選択は、カラーパレットを事前に決定し、補色や類似色を適用して統一感を持たせます。
背景色と文字色のコントラストを高めることで、読みやすさも確保します。

パワーポイントで資料を作成する際は、基本的にはカラーパレットを使った方が良いです。
メニューから「デザイン>配色」を選ぶと、カラーパレットが登録できますので、良く使うパレットを登録しておくと良いでしょう。

カラーパレットはofficeの既存のパレットを使っても良いですが、Web上で公開されているパレットを使う方が、センスがあるっぽく見えます。

私が良く使っているのは、以下のサイトです。

1. プレゼンデザイン-パワーポイントの品質と生産性を向上させるテーマカラーサンプル

https://ppt.design4u.jp/theme-color-samples/

会社用のパワーポイントは、ぶっちゃけこれで事足ります。
Blue、Grren、Brownなどのカラーバリエーションがあるので、会社のロゴカラーに寄せたものを選ぶと良いでしょう。

どれが良いか決められない人はBlueを使ってください。
いきなりパワーポイントが玄人っぽくなります。


左はOfficeのカラーパレット、
右はプレゼンデザインBlueのカラーパレットを使用しました。

 

2. COOL COLORS-配色パターン見本40選

https://saruwakakun.com/design/gallery/palette

こちらは、私がブログのテーマを使わせていただいている、サルワカさんのサイトです。
カラーバリエーションが色々あるので、少し独自色を出したいときは、こちらの色を参考にするのがおススメです。

実はこのサイトの配色も、こちらから頂戴しております。
配色が好み。

3. Palettemaker

https://palettemaker.com/app

カラーパレットだけ見てても、具体的にどういうデザインになるのか全くわからん!という人におススメです。
何が良いって、選んだパレットを使うとどうなるのかが視覚的にわかります。素晴らしい。

実際使える配色が出てくるかは運しだいですが、「これ系の色が使いたい」とか「3色で作りたい」とかこまごま設定できるので、色の方向性がある程度決まっている場合はおススメです。

なお、強い心を持たないと、楽しすぎて時間が溶けます。
ご注意ください。

4. CUDO-カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット

https://cudo.jp/?page_id=1565

これはおススメというよりは、知っておいた方が良いことです。

人によって見分けやすい色と見分けにくい色があります。
一番多い型は「C型」で、日本人男性の約95%,女性の99%以上を占めています。

次に多いのが「P型・D型」です。
日本人男性の約20人に1人、女性の約500人に1人とされており、日本全体では320万人以上いるといわれています。

そのため、人数が多い職場、特に男性の多い職場の人は、P型・D型の人はいる!と思って資料の作成をした方が親切です。
特に日常的に資材を作成する部署や研修部署に所属している人は、必ず対応すべきだと、私は思っています。

カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットもありますが、パワーポイントで使うには少しビビッド過ぎるので(個人的感想)、上の1~3の配色で作ったスライドを色覚シミュレーションツールで見てみるのがおススメです。

色覚シミュレーションツールについて
https://cudo.jp/?page_id=90
「色のシミュレータ」で見ると、上の画像は以下のように見えます。

C型色覚(一般型色覚)の人

P型色覚(1型2色覚)の人

D型色覚(2型2色覚)の人

T型(3型2色覚)の人

結構イメージが変わりますよね。
特にP型・D型色覚の人にとって赤は強調色に見えない点は注意した方が良いでしょう。青はあまり見え方が変わらないので、その点でも青を基調にするのがおススメです。

 

今回は、資料を作成する際に私が気を付けている「色」に関するお話でした。
カラーパレットを使うこと、ユニバーサルカラーに配慮することを覚えておいていただければ幸いです。ではまた次回。

 

本記事の使用ツール
・序文の案出し:Chat-GPT(https://chatgpt.com/)
・文章作成:Simplenote(https://simplenote.com/)
・画像作成:Canva(https://www.canva.com/)
・色覚シミュレート:色のシミュレータ(https://apps.apple.com/jp/app/色のシミュレータ/id389310222)